変更管理 7つのR
ITILでは、「変更」を実施するときに考慮したほうが良いことを、
アルファベットRから始まる以下の7つの項目にまとめています。
@RAISED その変更を(要請)したのは誰?
AREASON 変更する(理由)は?
BRETURN 変更をすることによって、何を(得られる)のか?
CRISK 変更することによる(危険性・不確実性)は?
DRESOURCE 変更を実施するときに必要になる(リソース)は?
ERESPONSIBLE 変更における(責任)は誰?
FRELATIONSHIP ほかの変更との(関係)は?
では、具体例としてWebサーバーにメモリを増設する変更を例にして考えてみましょう。
@Webサーバーを利用する部門
Aメモリ不足により、パフォーマンスが劣化したため
Bパフォーマンス改善
CWebサーバーの停止に伴う、サービス品質の劣化
Dメモリー増設を実施できる技術者
EWebサーバーの運用管理部門
Fメモリ増設以外のWebサーバーへの変更を同時に実施しないよう調整が必要
といった感じでしょうかね。
実際の運用現場では
実際にシステムを運用している現場では、「7つのR」なんて言葉は使っていないと思います・・・。
変更実施日時、作業担当者、緊急連絡先、変更に伴う関係部署への調整、実施期限、実施しなかった場合のインパクト、などなど
7つのRに当てはまらないけど、検討することがたくさんあるんですよね。
「7つのR」は、あくまでITILの試験対策用として、暗記してしまいましょう。
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