本サイト「ITIL試験対策室」の説明

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私(中堅システムエンジニア)は、2011年にITILの試験を受けました。 ITILの資格試験を通じて感じたことは、「ITILってわかりにくい!」ということです。

ITILで定義される用語が、普段使っている言葉の意味と異なっていたり、 横文字(カタカナ)がたくさん出てきます。このような背景から、「高校生でIT未経験者」にもわかるようなITIL試験対策サイトを作ろうと思い立ちました。

出来るだけ平易な日本語で、ITILの試験内容や対策について説明します。また、単なる試験対策だけではなく、長年ITの現場にいた管理人が、「実際の現場では役に立つ考えなのかどうか」もお伝えします。

ITIL(あいてぃる)とは?

ITILの公式サイトによると、

「ITILとは、ITサービスマネジメントのベストプラクティスをまとめた、公開されたフレームワークです。」と書かれています。よくわかりませんね。。

難しいカタカナ用語を順番に読み解いていきましょう。

@ITサービスマネジメント

ITサービスを提供する会社は、お客さんのニーズに答える必要があります。 言い換えるならば、お客様に「価値」を提供することに企業の存在意義があります。

例えば、インターネットを使って銀行口座にある残金を確認できるサービス(オンラインバンキング)の場合、 お客さんは24時間365日いつでもサービスを利用したいですね。 また、FaceBookやTwitterでは、新しい機能を追加して欲しいとか、 利用するユーザーの要求に、ITサービスを提供している会社は答える必要があるんです。

では、会社はお客さんからの要求に答えるだけで良いのか?というと、それだけでは駄目なんです。

お客さんの個人データを漏洩しないように守るとか、 利益を上げて会社を存続させていくとか、 いろんなことを考える必要があります。 これらを、適切に管理して、ITサービスをお客さんに提供していくための組織的な能力を「ITサービスマネジメント」と呼んでいます。

Aベストプラクティス

最も効果的、効率的な実践の方法のことを、「ベストプラクティス」と呼びます。

例えば、スポーツを例に取ると、 教科書に書かれていることや、スポーツの理論を学ぶだけでは、技術は上達しませんよね? 実際に相手と対戦したり、練習をしていくうちに、学べることってたくさんあると思います。 このように、実際にやってみて、うまくいった経験をまとめたものを、 「ベストプラクティス」と呼んでます。

つまり、理論や教科書から学んだものではなく、 実際に経験して学んだ「こうすればうまくいく」という方法のことです。

Bフレームワーク

直訳すると、「枠組み」という意味です。 簡単に言うと、ITサービスマネジメントを効率的に実践するための方法を「キレイにまとめました」ということですね。


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